- 一橋文哉
- 新潮文庫
- 古本
風邪が治りきってないことを言い訳にして、終日布団の中で本を読んだりネット見たり惰眠を貪ったり。一生このままで過ごしたい。
んで。未解決事件の真犯人に辿り着く話。よく知らないが、朝日新聞を襲撃して記者を撃ち殺した「赤報隊」というのがいたらしい。捕まらないまま時効を迎えたらしい。でも一橋に任せておけば大丈夫らしい。今回もほぼ真犯人に辿り着いたらしい。被害者は、えせ同和団体の見てはいけない部分を見ちゃったらしい。( ´_ゝ`)フーン
死んだのは朝日新聞の人間だし、なんでもいいや。
- 吉岡忍
- 文春文庫
- 古本
唐突に風邪をひいた。喉痛い。全身だるい。青っ洟がスゴい。でも花粉症は止まった。風邪と花粉症は排他制御になっている説を朦朧とした頭で提唱してみる。
んで。87~88年頃に起きた事件のその後を見たり聞いたり。刑事事件という意味じゃない広義の事件で、全体にスケール小さい。取材も浅い。大部分は面白くもなんともなかった。っつーか、感傷的な文章を隠れ蓑にしたミスリード多すぎ。まずミスリードありきで、事件は取ってつけた感じだ。やっぱりこいつアカいよなぁ。と思ってwikiったら、ベ平連だわ。
アカは死ねばいいのに。
- 吉岡忍
- 講談社文庫
- 古本
彼女(はーたん5才)とチューしたり一緒にお風呂に入ったり横須賀スプリングフェスタに行ったり。はーたん(;´Д`)ハァハァ
んで。80年代半ばの新産業事情。都道府県ごとに工場なんかを訪ねて見たり聞いたり。取材スタイルに統一感がないから、他で使ったネタの廃物利用という気がする。労働者視点の感傷たっぷりな文章が多くて、どこが「技術街道」なんだか不明。企業名に誤植があるのも失礼な話だ。「ミクロ製作所」じゃないだろう。ミロクに謝れ。
この書き方、そこはかとなくアカい臭いがする。
- 前間孝則
- 講談社文庫
- 古本
ちょっと声優デビューしてきた。面白かった。これからは清純派アイドル声優を目指そうと思った。応援よろすく。
んで。80年代後半くらいの先端技術物。前世紀のローテクぶりを拝見させてもらおうか、なんてつもりで読んでみたら、これが案外バカに出来ない。時代を感じたのはカーナビくらいのもので、ニューロコンピュータとか高温超伝導は今もほとんど進展してなさげだし、スペースプレーンに至ってはむしろ後退してそうな勢いだ。やるな、20世紀科学。
もっとガンガレ21世紀の俺たち。20世紀に負けるな!
- 吉田武
- 幻冬舎新書
- 新本
この時期に至るも、未だ来月の仕事の話はない。これは春休み続行の公算大。やったー。
んで。久々の新本は小惑星イトカワに着陸して故障した探査機の話。序盤はゾクゾクするほど面白かった。でもその後の宇宙研と糸川博士の話が長くて一気に盛り下がった。説教じみた教育論も邪魔。別に著者が宇宙研マンセーでも構わないが、そういうのは余所でやってくれ。横書き左開きにした意味もわからん。要らんことすんな。
せっかく「はやぶさ」プロジェクトとM-Vロケットの話は面白かったのに、もったいない。
- 角田房子
- 新潮文庫
- 古本
自堕落放題の春休みを満喫中の俺さ。この麗らかな季節に仕事なんてナンセンス。だって鼻水が毎分4リットル。
んで。軍人物ってことで今回は今村均に挑戦。名前くらいしか知らなかったが、なんだかとっても立派な人だった。うん、今村将軍は素晴らしかったんだ。でも全く楽しめなかったのは要するに作家のせい。俺、この人の文章ダメだわ。メリハリなさすぎ、睡眠導入効果ありすぎ。数ページ読んだだけで眠っちゃうんだもん。3週間以上かかるわけだよ。
もう軍人物は読みたくないな。ちょっと流れを変えよう。
- 阿川弘之
- 新潮文庫
- 古本
契約満了につき本日をもって通勤終了。明日からは楽しい楽しい春休み。さーて、自堕落放題に暮らすぞー。
んで。軍人シリーズ、今回は井上成美。『山本五十六』がつまらなかったから全く期待してなかった阿川弘之だったけど、これはなにげに読めた。井上の容赦なさすぎな毒舌が笑い所。戦下手の軍政提督だったのが惜しいね。これで戦上手だったら毒舌にも説得力があったろうに。
全体に冷静というか平板だった分、宮野澄の井上よりつまらないキャラに仕上がってたが許容範囲。阿川はやれば出来る子。
- 生出寿
- 徳間文庫
- 古本
今年もスギ花粉舞う季節がやってまいりました。憎い。スギが憎い。こんな世界、滅んでしまえばいいんだ。
んで。巡航ミサイル用精密誘導装置(人力)の生みの親・大西中将の話、のつもりで読んでみたらそうでもなかった。テーマが大西中将なのか特攻作戦そのものなのかあやふやで、全てにおいて中途半端。見るべき点はなにもなかった。これを書いた子には、明確なテーマを設定してから書こうね、とアドバイスしたい。もう死んでるみたいだけど。
そんなこんなで生出寿は下手だということがわかった。もう読まなくていいや。
- 高木俊朗
- 角川文庫
- 古本
新イージス艦が体当たりで漁船を撃沈。自国の船を沈めてどうするよ……。「しらね」の火災といい、ここんとこ弛みまくってるな海自さん。
んで。知覧基地から出撃していった陸軍の特攻隊員をめぐる悲喜こもごも。無能な上層部に死を命ぜられ、悩みながら死んでいった若者たちの悲壮感はけっこう感動的だった。中には未練たらたら実家近くに飛来、村人2名を巻き添えに墜落死というショッキングなほど使えないヤツもいたが。川崎渉少尉だっけか。無関係な民間人を殺しちゃダメだよ。
惜しむらくは人間ドラマばっかりだったこと。特攻機、特に爆装した戦闘機のハードウェア面の話も読みたかった。むしろそっちを本題にしてほしかった。
- 巌谷二三男/壱岐春記(監修)
- 文春文庫
- 古本
陸自新戦車キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!! 例によってどっかの戦車のパクリっぽい砲塔形状だけど、コンパクトでいいじゃん。制式化が楽しみだぜ。
んで。陸攻隊の飛行隊長をやってた人が書いた本。地名、人名、部隊名の羅列に近いものがあって、とことん面白くなかった。文章は下手かつ無駄に長い。辛うじて評価できるのは写真が比較的多かった点だけだな。神経をすり減らしながら読んだ結果、どうも海軍中攻隊の栄光の時はマレー沖海戦の一瞬だけだったっぽい。基本的に出撃すればするだけ墜とされてた。これはもう戦死者製造機。
九六式にしろ一式にしろ、なんで7人も乗ってたんだろか。そんなに要らないと思うんだけど。