- 「新潮45」編集部(編)
- 新潮文庫
- 古本
日記管理ツールを書き直そうと思って現状のスクリプトを見直したところ、自分で書いたものながらひどい。こんなんでよく動いてるな。
んで。シリーズ第4弾。現時点では最終巻っぽい。ここまでくるとネタ切れ感があって事件の小粒化が甚だしい。印象に残ったのは「神戸大学院生リンチ事件」のみ。これは原因が兵庫県警のサボりにあったのでやるせない。それ以外の事件は頭の悪い人が殺したり殺されたり。他人に迷惑をかけず関係者同士で殺り合うぶんには文句言わない。
このシリーズに出てきた犯人には共通項がありすぎる。キーワードは低能、低学歴、低所得あたり。怖いぜ負け組。
- 「新潮45」編集部(編)
- 新潮文庫
- 古本
仕事部屋の本棚から数年前の雑誌の切り抜きが出てきた。Linuxでサーバを立てる入門記事だった。当時はこんなこともわからなかったんだなぁ。しみじみ。
んで。シリーズ第3弾。今回もワイドショー。とりあえず思ったことを挙げとくと、「人気AV女優怪死」で殺されたAV嬢は可愛くなかった。ガキの逆恨みによる「大分一家殺傷」では親の製造者責任を問うべきだと思った。他の事件は似たり寄ったりで違いがよくわからなかった。
とりあえずあれだ、一度でいいから法務大臣をやってみたい。いい仕事するよ?
- 「新潮45」編集部(編)
- 新潮文庫
- 古本
自宅でWebの仕事を少々。ヒキコモリのままでも酒代くらいは稼げそうだ。在宅作業はいいぞ。ビール飲みながらでも怒られない。
んで。『殺人者はそこにいる』から始まるシリーズ第2弾。ワイドショー的事件ばかりで読みやすい。「池田小児童殺傷」の宅間守や「池袋通り魔」の造田博、「尼崎実子虐待」の勢田知子、「月ヶ瀬村中学生殺人」の丘崎誠人などなど、犯人はたいがい親の代からまともじゃないの。生活保護とか精神病とか朝鮮人とか。なんとなく犯罪者を生み出す環境や血筋が見えた。
なんにせよ怪しい人間には近づかないのが一番。怖い怖い。
- 筒井康隆
- 文春文庫
- 古本
IBM NetVista(セレ600)をもらったので部屋のPCをコンバート大作戦。ついでに暑さ対策でルータPCの土手っ腹にケースファン用の穴を開けたり。なかなか楽しい。
んで。馬の首星雲にある恒星系惑星の間で起きた戦争を舞台にしたSF長編。戦場商人の婆さんと4人の息子たちを中心にして話は進む。軍隊に入り一攫千金を夢見たりとそれぞれの道を進んだ息子たちが、実はお互い知らないところで少しずつ絡んでたのが俺の好みに合ってて引き込まれた。途中ダレないし、筒井の長編では『旅のラゴス』に次ぐ傑作かも。この頃の筒井は真面目に書いてたんだなぁ。
戦争文学のコラージュになってるらしいのだが全くわからなかった。どこが?
- 宮嶋茂樹
- 文春文庫PLUS
- 新本
暑い。壮絶に暑い。これだから夏は嫌いだ。不幸中の幸いはニートだから出勤がないこと。もう秋までエアコンの効いた部屋から出ない。だっておんもは暑いもん。
んで。ちょっと前に不肖の文庫が出てたので買った。時は2001年、偉大なる将軍様の特別列車で行くシベリア鉄道24日間の旅をストーキングして狙い続けた男の物語。自衛隊が出てこない話では一番面白かったかも。文章は相変わらず下手だったけど以前よりはだいぶマシになった。手に汗握る展開で、中でも序盤オムスクのプーシキン図書館でのくだりは出色。
そういや新本を買ったのは『造艦テクノロジー開発物語』以来だ。けっこう読んでるのに出版業界へは貢献してないなぁ。
- 筒井康隆
- 集英社文庫
- 古本
学生時代から使ってきたS167用廃。現役R焼き機だったんだけど置き場がなくなった。捨てるのはガワだけだからリサイクル法は役立たず。面倒だけど小さく切って不燃ゴミで出すよ。
んで。筒井によるブックレビュー。数えてないけど全146冊が紹介されてたらしい。その中で俺が読んだことあったのは『ブラックジャック』のみ。漫画じゃん。興味を惹かれたのはわずかに『田紳有楽』『詭弁論理学』『ユーモア・スケッチ傑作展』の3点で、それだって買って読みたいとは思わないレベル。もっと面白そうな本を面白そうに紹介すればいいのに。
今回も集英社文庫はつまらなかったわけだ。集英社マジ使えねぇー。
- 筒井康隆
- 新潮文庫
- 古本
ニート満喫中。しかし親から金銭的援助は受けてないし国民年金も税金も期日通り納めてるので実はけっこう模範囚であることをアピールしておく。
んで。筒井エッセイは筒井エッセイだな。全48本のうち多少なりとも面白かったのは3~4コ。残りは普通につまらないか、とてもつまらないかのどっちかだった。エッセイというと必ず出てくる演劇の話題がとても困る。いつ読んでもつまらない上に常に内容かぶりまくりなので、ちょっと勘弁してほしい。
さらに困るのはジャズと山下洋輔。筒井の友達自慢を読まされたところで全く面白くないので、これはもうホント真剣に勘弁してほしい。
- 高城肇
- 中公文庫
- 古本
今年2度目のニート生活に突入。時間があり余ってるのでリドメ自動巡回スクリプトを大改造してみた。今度はWSHでVBSだ。初めて使ってみたが、WSHって面白いな。もう少しいじってみよっと。
んで。五十六の流れを切れず。五十六墜死時、護衛についてた戦闘機の搭乗員の話。実話と思って読んだのに、冒頭からいきなり戦死した人の心理描写よ。郷里の風景とか名も知らぬ少女の顔だとか、んなもんどこで調べたんだよと。6人のパイロットのうち柳谷氏のみは戦後も健在、杉田庄一は撃墜王として有名だから話も残ってるだろうけど、他は戦死してるんだよ。それを「ひとりの少女の顔が微笑みかけてくるのであった」だなんて恥ずかしくて読んでらんない。
調べ始めちゃったけど思ったほど資料を集められなくて妄想で補完したというところか。こういうの嫌い。
- 阿川弘之
- 新潮文庫
- 古本
昨夜は体調不良で超絶早寝をしてしまい、起きたらオーストラリア負けてた。スッカリ忘れてた。負けちゃったか。これで今回のW杯は閉幕だ。
んで。五十六がダメなのか阿川がダメなのか、たぶん両方ダメなんだけど、話に引き込まれることは一度もなく、ただただつまらなかった。苦労して読んだ結果、五十六が博打好きだったこと、家庭を顧みず愛人に入れあげてたこと、そして凡将だったことがわかった。特に真珠湾攻撃ヒドス。ハワイなんて攻めたら短期決戦で終わるわけないよなぁ。あそこは漸減作戦を基本として艦隊決戦に持ち込み全力の機動部隊を一気に投入、即停戦しかなかったのに。
好き勝手やって最後は自殺だし、五十六使えねぇー。阿川はもっと使えねぇー。
- 阿川弘之
- 新潮文庫
- 古本
コスプレ大会のついでに小松基地を見学してきた。短時間だったけど救難隊にも行けて感激。獅子頭だかシーサーだかの部隊マークが『よみがえる空』と同じだったよ! お土産はご当地銘菓。
んで。阿川弘之の代表作。小松で遊んでたせいもあるが1冊読むのに10日間もかかった。上巻は五十六の若い頃、と言っても佐官以降だからさほど若くないんだけど、とりあえずそういう盛り上がらない時代の話。ロンドン軍縮会議のことを書いたかと思えば博打の話になったり愛人の話になったりして、構成ゴチャゴチャ軸ブレすぎ。もっと読める作家かと思ってたが、志賀直哉の弟子だけのことはある。
この調子だと下巻も期待できそうにない。早いとこ前線視察に行ってくれ。