- 吉川英治
- 講談社吉川英治歴史時代文庫
- 借り物
友達(マレーシア人)の結婚式に出席するためペナン島に初上陸。日本人は俺1人なので羽織袴で大和魂を見せつけようと計画中。
んで。吉川英治に初挑戦。平将門といえば関東で暴れたら鎮圧されて首が飛んでった人という程度の認識だったから、新鮮な気持ちで読めるかと思いきや全然。なにせ将門のキャラが弱い。周りに躍らされて自分でも知らないうちに挙兵、直後に討伐された。これじゃただのバカだ。
そんな主人公以上に困ったのが吉川英治の文章力。読点の量がスゴすぎる。文節毎に区切ってるよ。リズム悪すぎで読みにくいったらない。
- 浅田次郎
- 講談社文庫
- 借り物
浅田再開。2ヶ月近く隔離してたリハビリ効果でそれなりに読めた。ワンパターンな浅田を読むには適度なインターバルが必須なようだ。
んで。日本軍が残した莫大な埋蔵金の行方を追った話。過去と現在を交互に繰り返すお得意の展開だった。ストーリーも含めて『シェエラザード』とそっくり。ま、初期作品なりの一生懸命さが感じられたのが救いかな。面白くはないが、浅田の中では比較的読める部類に入る。
文庫版あとがきに「大きく改稿したい箇所はいくらでもあった」とあったが、直さなくて正解だったと思う。唯一の救いである一生懸命さが消えたら『シェエラザード』と全く同じだから。
- 秋庭俊
- 洋泉社
- 借り物
豪州時代からの友人Yが面白いからと貸してくれた本を読んでみた。
んで。地下鉄の駅に使われてないフロアがあるとか地下鉄のルートに不自然な箇所があるとかいう話。どれも確かめようがないのが残念だが、確かに面白かった。ただ説明が異常に下手で意味不明な文章が多すぎる。誰かリライトしてやれよ。
ともあれ読んでよかった。明日から地下鉄に乗るのが楽しくなりそうだ。実は地下って大好きなんだよなぁ。神保町交差点の階段とか気になってしょうがない(;´Д`)ハァハァ
- 芥川龍之介
- 新潮文庫
- 借り物
生まれて初めて芥川龍之介を読んでみたけど、こいつは大変だ。壮絶にアレだ。もう俺はどうすればいいのか。
んで。「羅生門」は無職男が追い剥ぎしただけ。「鼻」はデカ鼻が小さくなって笑われてデカ鼻に戻って安心しただけ。「芋粥」は大量の芋粥を見たら食べたくなくなっただけ。どうでもいい話ばっかりだな、おい。中でも最凶だったのは「邪宗門」。ストーリーも何もないまま「未完」の文字。そうでなくても壮絶に意味不明なのに未完って、俺の苦労はどうなっちゃうのさ。
芥川の面白さがどのへんにあるのか詳しく説明してもらいたい。
- 平岩弓枝
- 文春文庫
- 借り物
初めてYS-11に乗った。それも空自50周年記念塗装機。エアコンの効きが悪かったり駐機中に機体の下から水がドバーっと出たりしたけど、とにかく感動した。
んで。15巻に至ってやっと東吾とるいさんがケコーンした。状況はなんも変わってないのだが、新婚ネタが取り入れられたのでちょっと話が前に進んだ感じ。今回はそれ以外に大きなイベントはなかった気がするが、とても重要な事実が判明した。なんか黒船が来てるらしい。幕末だったんだ! いやぁ、知らなんだ。今までどこかで時代に関する説明ってあったかなぁ。
そういえば前にkemnが“幕末の話だ”と言ってた気がするけど全く信じていなかった。まさかkemnが本当のことを言っていたとは。スマンkemn。
- 新田次郎
- 新潮文庫
- 新本
苦労が続いたので読みたい本を読むことにした。いやもうホントに司馬遼は無理。
んで。明治時代の日本陸軍が挑戦した八甲田山の雪中行軍で人がバタバタ死ぬ話。先日CATVの日本映画専門チャンネルで映画『八甲田山』を観て、細かいところがよくわかんなかったので原作に挑戦。人生初の新田次郎。これが淡々としつつもエキサイティングで面白かったんだな。司馬遼に苦しめられた直後だったから文章力にも感動。実話を元にしたフィクションとはいえ、これに近い事故が起こったと思うと感慨深い。
それにしても八甲田は魔の山だ。今でも毒ガスで死人が出るもんね。
- 司馬遼太郎
- 文春文庫
- 借り物
やっと竜馬を読み終わった。いやぁ、長かった。1ヶ月近くかかった。まったく司馬遼の本はストレスの塊だぜ。
んで。やっと竜馬が死んだ。こんなにどうでもいい長編を読んだのは初めてだ。なにせ文章力がなさすぎる。話がつまらなすぎる。演出が下手すぎる。竜馬暗殺のクライマックスも、もうすぐ竜馬が死ぬよ死ぬよと連呼して全く盛り上がらず。そして竜馬が死んだ瞬間、唐突に終了。言うに事欠いて「主題は、いま尽きた」だって。尽きてないと思うよ。ほとんど余談だったし。
漢字を書けない、文法を知らない、話がつまらない。司馬遼なんてもう二度と読みたくない。
- 司馬遼太郎
- 文春文庫
- 借り物
本日は夏コミにお手伝いで参加してきた。独自の進化を遂げた生物が集まってた。相撲取りみたいな体格の女の人が不知火舞というキャラのコスプレをしてたのが衝撃的だった。太い。
んで。竜馬は薩長同盟の他に大政奉還もやってたね。でもそんなのどうでもよくなるくらいチンタラしてて本格的に飽きた。超つまんねぇ。司馬遼のせいで竜馬が嫌いになった。頼むから死んでくれ。一刻も早く死んでくれ。8巻の冒頭で死んでくれ。
司馬遼つまらなすぎだよ。文章下手すぎだよ。無理だよ。泣くよ。
- 司馬遼太郎
- 文春文庫
- 借り物
通勤には、快速急行の前の準急に乗る。途中で快急に抜かれる運命なのでとても空いてる。エアコンの効きが素晴らしいのも良い。準急マンセー。
んで。竜馬がようやく与えられた仕事(薩長同盟)をし始めたので気が紛れた。相変わらず「余談だが」「余談だが」「余談だが」と余談を続ける司馬遼には呆れ果てるのみだが。ホントつまらん。
ここまで読んで思った。竜馬って歴史的ヒーローのようなイメージがあるけど、実は大した仕事してないよね。この後、死ぬ以外になんかするっけ?
- 司馬遼太郎
- 文春文庫
- 借り物
護衛艦「たちかぜ」の体験航海で晴海埠頭まで行ってきた。動いてる護衛艦は初めてだったから超感動。兵装のデモ展示も素敵だった。装備がいちいち大げさでカコイイ。
んで。池田屋ノ変と蛤御門ノ変という大イベントがあったのにほとんど印象にない。ちょっと進むたびに「余談だが」「余談だが」「余談だが」ばかりで本題が霞んだ。余談はいいから先に進めろよ!
予定では全8巻を先月中に読み終えるはずだったんだが、つまらなすぎて読む気にならない。洒落抜きで下手だな、司馬遼。