- 林永宣/池田菊敏(訳)
- 徳間文庫
- 古本
毎日規則正しく自堕落に過ごしていたら、1ヶ月以上あったはずの冬休みも残り僅かになっていた。さて、逃げるか。
んで。北鮮で将軍様批判ビラを撒いて捕まりそうになったから南鮮に逃げたという斜め上の電波くんが書いた本。ソースは全て噂話。5W1Hを知らないので意味不明。それでも驚くべき事に北鮮では「文章力があると認められて」いたらしい。文盲の国では読み書きできれば王様ということか。また「どこに行っても若い女性たちの目をひく」とか、人々が「みとれるほどであった」なんて書いてたので、どんだけ男前かと著者近影を見たら非常に残念な結果が出た。自意識過剰にもほどがある。
The only good チョソ is a dead チョソ.
- 高英煥/池田菊敏(訳)
- 徳間文庫
- 古本
はるばる海まで魚釣りに。寒かったけどドンコやアイナメ、小メバルが出て楽しめた。帰りに地元の魚屋に寄ったら巨大ドンコ3匹500円、刺身用マイワシ1山500円……買ったほうが早いわ。
んで。南に逃げた元北鮮外交官が書いた本。大使館ネタが目当たらしかった以外は、よくある北鮮内情物と変わらない。翻訳のせいもあるだろうが、唐突な構成と下手な説明のせいで、なにを言いたいのか不明。北鮮で外交官といえばエリートなのだそうだが(自称)、それでこの程度の文章力かよ。
これしかり康明道しかり、半島のエリートは相当レベル低いぞ。大丈夫なのか将軍様。
- 張明秀
- 講談社+α文庫
- 古本
自分でも驚くほど虚無な日々を送っていたらもう16日。そろそろ動かなきゃマズいなぁ。眼科に行かなきゃ。歯医者にも。でも面倒だなぁ。おんもは寒いし。
んで。帰国事業を推進した総連の元幹部による後悔のふりをした言い訳。半島が楽土だと信じ込まされていた、自分も祖国に裏切られた被害者だ、だから日本に寄生する権利がある、でも日本は嫌い、という支離滅裂な話だった。この人は半島に帰るべきだと思う。今さらなにを言い訳したところで楽土を喧伝し帰国事業を推進した事実は消えないわけで、帰らなきゃ筋が通らんだろう。
でもその一方で、帰国事業推進GJという気持ちもある。内緒だけど。
- 鈴木俊子
- 文春文庫
- 古本
F-22が嘉手納に配備されるらしいじゃないか。うわ、超見てぇー。沖縄ならパスポートなくても行けるもんなぁ。たしか。
んで。また大宅賞作品の中から第2回受賞作。サンケイのモスクワ特派員の嫁による60年代後半のソ連生活録。あの時代に東側の実情をここまで書いた本があったと思うとスゴい。いろいろ気を使ったのだろう、ソ連への遠慮が随所に感じられる書き方だったけど、それでもこんだけ酷い状態なんだから実際はよっぽどだったと思われ。そりゃ崩壊もするわな。
日本に生まれたことに感謝した。チンポ的進歩的文化人の口車に乗らなかった人々の良識にも感謝。
- 辺見じゅん
- 文春文庫
- 古本
祝・防衛省発足! この日をどれだけ待ち望んだことか。次なる目標は憲法9条廃止、そして夢の日本軍復活だ。
んで。満を持して第21回大宅賞受賞作。今回こそシベリアだ、収容所(ラーゲリ)だ。ダモイ、ダモイネー、ジョー・ヤブーキ! 抑留中、仲間を精神的に支え続け、遺言を仲間の口伝に託してツンドラに果てた応召兵・山本幡男の生涯。けっこういい話だった。文章も『男たちの大和』ほど下手じゃなかった。さすが安心の大宅賞作品。同時受賞の『レーザー・メス 神の指先』とは比べるべくもないが。
そういやウチの祖父も抑留経験者(タシケント組)。最近になって抑留談にターニャが初登場。どうも美しい思い出に変化したようだ。幸せそうだったからそっとしておいた。
- 会田雄次
- 中公文庫
- 古本
今年も7日間が経過したけどなにもしてない。外気に触れてない。太陽を見てない。素晴らしき哉ニート&ヒキコモリ人生。
んで。収容所物。ダモイ、ダモイと思い込んで読み始めたら全然違ってビルマが舞台だった。ノーダモイ。ゴーホーム。同じく東南アジア収容所物だった大岡昇平の『俘虜記』に比べて、こちらのほうが具体例が多い、観察眼が冷静、自分だけの世界に逃げない、泥棒の手口のような笑いがあってダレない、そしてなにより文章が読みやすい。以上の点から会田雄次の圧勝。大岡は殻に閉じこもって堂々巡りしてただけだからな。
イギリス兵、インド兵などがいた中で、目立って程度が悪かったのは豪州兵だったそうな。わからなくはないが、困ったねぇ。
- 共同通信社社会部(編)
- 新潮文庫
- 古本
ダラリとしてたらもう5日。早ぇー。重い腰を上げて今年の仕事始めを確認したら……早くて今月下旬、下手するともっと先か。まだ2週間以上休めるな。マターリ。
んで。瀬島龍三の話、などと思ったら大間違い。参謀本部作戦部とかシベリアの収容所とか南鮮への戦後賠償事業の話が出てきたが、そこで瀬島がなにをしたかは書いてない。そもそも瀬島など出てこない。なんだこれ?
こんなんで瀬島の暗部に迫った気になれちゃうのが共同通信社クオリティというやつか。著者は田中章、魚住昭、保坂渉、光益みゆきの4人。オマイラ頭大丈夫?
- 保阪正康
- 文春文庫
- 古本
年賀状をやっとの思いで発送完了。これで年内の仕事は終わり。と思ったけど明日まで仕事だった。頑張ろう。
んで。瀬島龍三。若いうちから大本営作戦課で活躍した元エリート参謀で、戦後シベリアに抑留されながら東京裁判でソ連側証人をしたり、帰国して伊藤忠で大出世したり政治に口を挟んだりというスゴい人だった。この本ではネガティブ面が強調されてたけど、格好いいぞ瀬島龍三。汚いことしてそうで。
ちょいとwikiったら没年月日が空欄だった。もしかしてまだ生きてる人? 明治生まれだぜ?
- 田崎史郎
- 文春文庫
- 古本
今週は休み。気ままにぐったりしてたら今年も残り10日。慌てて年賀状の図案を考えた。でも出てこねぇ。往年の漫画やアニメをネタにすると決めてるんだが、猪なんて思いつかねぇよ。
んで。なんの興味もないのに政治物。金丸が東京佐川から金もらったら竹下派が分列した話。ドロドロした人間ドラマは部分的に読めたけど、政治家の話なんて面白いわけがない。権力欲だけの馬鹿ばっかり。なにが「死闘」か。くだらねぇ。
それにしても政治家ってのは、税金で食わせてもらってるのにいいご身分だわなぁ。俺もなりたい。
- 湯谷昇羊
- 文春新書
- 古本
PCに向かう時間が長すぎて腰が痛い。そんな時、納戸の隅のバランスボールが目に入った。OAチェアの代わりに使ってみたら調子いい。いつもユラユラ出来るから落ち着きのない俺にピッタリ。
んで。国産ブランドJCBが独自路線で国際展開して大変だった話。クレジットカードに興味があるわけじゃないから期待してなかったんだけど、面白かった。JCBアツい。国際ブランドとカード発行会社の違いすら理解していなかった人間が読んで面白いと感じたんだから大したもんだ。
VISA提携がメインカードな俺だが、これからはJCBも使ってあげたい気分。去年メルボルンのレストランで「これはクレジットカードですか?」って訊かれたけど。もっとガンガレJCB。