書籍の類 読むの飽きてきた
■2017年06月06日 [書籍の類]
はじめてわかる国語
  • 清水義範/西原理恵子(絵)
  • 講談社文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★☆☆☆

通販業務で使うプチプチ袋が届いたら凹凸の内外の向きが注文と違ってて、交換してくれと電話したら川上産業の工場が燃えて納期が大幅に遅れるって言われた。最近、工場の火事多くね?

んで。国語教育と日本語の不思議を面白おかしく語った本。勉強大嫌いだった俺にとっては勉強せずに点を取れる国語の授業なんてまともに受けた経験がないんだけど、実はそこに道徳とか思想教育が含まれていたとか書いてあってマジ恐い。でも全体にちょっとうがち過ぎな気もする。日本語なんてみんな自然に使ってるんだし、わかんないほうがおかしいって。そんな俺は中学時代、国語だけ全国模試1位。

高校は海外だったから、国語なんてなんの役にも立たなかったけどなー。

■2017年05月31日 [書籍の類]
池波正太郎・鬼平料理帳
  • 佐藤隆介(編)
  • 文春文庫
  • 貰い物
俺満足度:★★☆☆☆

先週撮ったCTの結果が出た。左腰の痛みだから膵臓かとドキドキしたけど、内臓に問題ナシ! 心配して損した! 結局ただの酷い腰痛ってことで整形外科で痛み止めの注射を打って解決した。

んで。奇特な鬼平犯科帳マニアが鬼平の小説内で料理が登場する場面を抜き出して、当時の食べ方やその背景などを研究解説した作。読んだだけで美味そうなものが多くて、自然と腹が減ってきた。唯一にして最大の問題は、冒頭に掲載されてた池波本人による語り下ろしとかいう駄文がこれ以上なく面白くなかったこと。これがなければ1つの作品として綺麗にまとまったのになぁ。

プロが書いたものに池波を付け足しちゃダメだ。

■2017年05月26日 [書籍の類]
いざ志願! おひとりさま自衛隊
  • 岡田真理
  • 文春文庫
  • 古本
俺満足度:★★★☆☆

このところ腰が痛い。胃腸の調子もよろしくないから腰痛の原因が内臓だったら嫌だなぁと思って医者に行ったら、ちゃんと調べてみようと言われて人生初のCTを撮られることに。超恐い。

んで。酔った勢いで予備自補に志願しちゃった女性ライターの体験談。もうね、陸スゴい。補なのに訓練がガチ。25km行進とかガス体験とか、どこぞの空じゃ現役でもやらないような訓練のオンパレード。こっちの同好会は予算不足で何年も実弾射撃すらないっつーのに。無理矢理ハイテンションな文章が痛々しい場面も多かったけど、謎の多い予備自補を取り上げた功績を讃えて拍手。

俺も補の技能で階級アップ狙えるか調べたら、受験資格なかった……。

■2017年05月23日 [書籍の類]
迎撃せよ
  • 福田和代
  • 角川文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆

数日前、CentOS7にXfceを入れてみようと思ってEPELでyumったら依存関係でダメだった。今日Bugzilla見たら修正レポートが上がってたから、やってみたら通ったー。さて、この後なにしよう。

んで。凝りもせずにまた自衛隊モノ。BMDシステムの能力を証明するためにF-2を強奪した元自衛官テロリストを止めに行く話。著者の頑張りはわかるんだけど、F-2(対艦番長)とBMD(弾道ミサイル防衛)はなんの関係もないと思うんだ。根幹の設定が成り立ってないから、なにをやっても空虚な感じなのは否めない。アイデアは面白いっちゃ面白いんだけど、いろいろ空回りだなー。

この本に限らず自衛隊小説の「自衛隊員」に興醒める。自衛官って書いて。

■2017年05月15日 [書籍の類]
SFGp 特殊作戦群 導火線
  • 松浪和夫
  • 徳間文庫
  • 古本
俺満足度:☆☆☆☆☆

俺のGWが終わっちまった。当初予定した9日間じゃ全然休み足りなくて急遽1週間延長したんだけど、それでも短すぎた。あぁー、働くの面倒くせーなー。誰か10億円くらいくれねーかなー。

んで。自衛隊モノっぽかったから読んでみたら、設定無茶苦茶、展開意味不明、キャラ魅力ゼロ、文章支離滅裂で、最初から最後までストレスしか感じないという恐ろしい本だった。特戦群に幹部しかいないとか、ペトリで対地攻撃なんていう妄想のオンパレードだし、途中ではぐれたはずの仲間が次の場面ではなんの説明もなく一緒に戦ってるし。突っ込まなくていい箇所を探すほうが難しいよ。

自費出版の間違いじゃないのか、これ。

■2017年04月25日 [書籍の類]
Op.ローズダスト (下)
  • 福井晴敏
  • 文春文庫
  • 古本
俺満足度:★★★★★

このところシャグに北見ハッカ通商のハッカ油を一吹きしてから吸っている。無添加シャグがメンソールに早変わりしてとてもよい具合。油断してるとむせちゃう攻撃的な清涼感が堪んねぇ。

んで。ついに目覚めた超兵器「TPex」が臨海副都心を破壊しまくった下巻は、“このキャラはこうあってほしい”、“このシーンはこうなってほしい”という期待と願望を裏切らない王道パターンの連続で、控えめに言って最高。考証よりご都合優先な場面が多々あるけど、そんなことどうでもよくなるくらい面白かった。ネームドキャラのほぼ全員にそれぞれの見せ場があるなんてズルいや。

俺これ今まで読んだ福井作品の中で一番好き。

■2017年04月12日 [書籍の類]
Op.ローズダスト (中)
  • 福井晴敏
  • 文春文庫
  • 古本
俺満足度:★★★★

先月のデスマーチをどうにか乗り切ってまだ燃え尽き中。人生であんなに働いたのは初めてだ。働きたくないからフリーでやってるのに、話が違うじゃないか。そりゃ読書も進まんよ。

んで。大量の警官が撃ち殺される痛快なお台場テロで始まった中巻。一連のテロは脱日米同盟したい上のほうの人たちが糸を引いていたという衝撃の真実に辿り着いちゃった主人公が、なんかそういうのダメじゃね? ってゆーかヤバくね? 的なこと言ったら反乱分子として拘束されてMajiでKoroされる5秒前。でも助かった。ダイスビルでのダイスvs機動隊がガチバトルじゃなかったのが残念。

自衛隊が本気出したら警察なんて瞬殺だぞ。

■2017年03月24日 [書籍の類]
Op.ローズダスト (上)
  • 福井晴敏
  • 文春文庫
  • 古本
俺満足度:★★★★

某案件で突如決まったスマホアプリ開発とサイトリニューアルの同時進行がのっぴきならない状態に。締め切りは今月末なんだぜ。毎日16時間くらい作業してるんだけど終わりが見えねぇ。

んで。中巻だけ見つからなくて数年寝かせてたんだけど、ようやく中巻をゲットしたので読めた。純粋培養戦士の若者と疲れ気味のおじさんコンビが、天下りした元ダイス幹部を狙ってテロり始めた元ダイス少年チームを追っかけるという福井感全開ストーリー。キーアイテムはTプラス改良版の「TPex」だし、ダイスの729SOFは如月行のIDナンバーを冠した部隊だし、こんなのアツいに決まってる。

これは今まで読んだ福井作品で一番面白い予感がする!

■2017年03月10日 [書籍の類]
蒼白の仮面 六機の特殊Ⅱ
  • 黒崎視音
  • 徳間文庫
  • 古本
俺満足度:★★★☆☆

平日禁酒の誓いを立てたばかりなんだけど、水曜日の時点で気が狂いそうになると判明したのでルール変更。水曜日と土日だけ飲んでいいことにする。中2日なら飲んでないのと一緒だろ。

んで。かなり前に読んで面白かった記憶がある『六機の特殊』の続編を見つけたので読んでみた。連続事件の黒幕「蒼白の仮面」を追ったら女子高生だった話。前巻に比べると新鮮味の面でちょっと落ちるけど、相変わらずハチャメチャで楽しく読めた。それよりチームが機動隊から独立して六機所属じゃなくなってたのがショックよ。“六機の特殊”のアイデンティティは何処?

そんな六機じゃない特殊だけど、また続編出してほしい。

■2017年03月01日 [書籍の類]
徳川家康 (26) 立命往生の巻
  • 山岡荘八
  • 山岡荘八歴史文庫(講談社)
  • 古本
俺満足度:★★☆☆☆

デビューが近づくにつれて試運転してる西武40000系を見る機会が増えてきたが、なんかスーパー戦隊みたいな顔してて可愛くない。30000系スマイルトレイン(`・ᗜ・´)のほうが好き。

んで。歴史小説ラスボス、ここに完結! 大坂の陣が終わってから家康が死ぬまでの1年弱は政宗&忠輝コンビの動きが活発で、グダグダ続きだった話のラストを締めてくれた。忠輝が自由で素敵。主人公を持ち上げすぎたり、戦闘シーンを行間に葬ったりする荘八の悪癖に苦しめられたけど、それでも歴史小説界きっての大長編を制覇した達成感……俺は成し遂げたぜ!

そして読破した今だから言える。1年近くかけて読むほどのものじゃない。